47歳の世界チャンピオン
7月11日、知人から招待券をもらったのでボクシングを観戦するため後楽園ホールに行ってきました。
メインイベントはWBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチでチャンピオンの荒川仁人がフィリピンからの挑戦者を迎え撃つ一戦です。
そしてセミファイナルでは(こちらがメインイベントで良かったのに)WBO女子世界アトム級タイトルマッチでチャンピオンの池山直選手はな・なんと47歳、国内最年長のチャンピオンでこの試合に勝つと自身の持つ最年長防衛記録をまたまた更新するというスーパーウーマンです。
一方、挑戦者は花形冴美、花形ジム所属なので元世界フライ級王者花形進の娘さんかと思ったら違ってました、あとで聞いた話では花形さんの秘蔵っ子でリングネームに花形を貰ったそうです。
実はこの二人去年の6月に世界戦を戦い引き分けで池山が防衛記録を伸ばしたのですが勝負の決着を付けるための再戦だそうです。
池山は協会の規定で年齢的に負けたら即引退しなければいけないそうで一戦一戦背水の陣での戦いのようです。
対する花形は、何度も世界戦に挑戦しては、僅差の判定や引き分けに泣かされてきた不運の挑戦者で今度こそはと相当の意気込みで臨んでいることでしょう。
前座のつまらない試合が(本当にレベルが低くてつまらなかった)やっと終わり、いよいよセミファイナルです。
第1ラウンドから両者果敢に打ち合いに応じます、男子の様に一発の迫力はないものの両方とも一歩も引かない壮絶な打ち合いが続きます。
双方の応援団も大興奮です、見ている私も体に力が入ります。
女子の試合は、1ラウンド2分なんですよあっという間に最終ラウンドまで進みます、両者相当疲れているにもかかわらず最後まで打ち合いました。
私の見立てでは、挑戦者の花形がやや優勢に見えましたので新チャンピオンの誕生かと思ったのですが、判定はまたしても引き分けでチャンピオンの防衛記録の更新という結果でした。
結果はともあれ久々に内容の濃い好試合を見ることが出来ました、この一戦だけで今日ここへ来た甲斐がありました。
チャンピオンの池山直選手こうなったら50歳まで防衛記録を伸ばし続けてください、ガンガン前にでて攻撃し続ける姿勢は見てて気持ちがいいです。
挑戦者の花形冴美選手素晴らしいファイトでした、その闘志あふれる戦い方を続ければ近いうちにチャンピオンベルトを手にすることが出来ます。
二人とも素晴らしい試合を見せてくれてありがとうございました、これからも応援しますよ。
女子ボクシングあなどれません、また観たいです。